AIとビジネスをつなぐAIコネクティブカンパニーのコーレ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:奥脇 真人)は、企業の管理職、マネージャー層などのビジネスリーダー(※2名以上の企業に所属している方)1,002名を対象に、「2025年最新・企業の生成AIの利用実態」に関する調査を行いました。
近年、業務効率化や生産性向上を支える重要なツールとして生成AIが注目されています。
企業ではどのような業務で生成AIを活用しているのでしょうか。
また、どのような生成AIを導入しているのでしょう。
今回、AIとビジネスをつなぐAIコネクティブカンパニーのコーレ株式会社(https://co-r-e.net/)は、企業の管理職、マネージャー層などのビジネスリーダー(※2名以上の企業に所属している方)を対象に、「2025年最新・企業の生成AIの利用実態」に関する調査を行いました。
本調査のスライド資料はこちら:https://co-r-e.net/request/https-co-r-e-net-request-2025aiuseresearch/
調査概要:「2025年最新・企業の生成AIの利用実態」に関する調査
【調査期間】2024年12月27日(金)~2024年12月28日(土)
【調査方法】PRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査
【調査人数】1,002人
【調査対象】調査回答時に企業の管理職、マネージャー層などのビジネスリーダー(※2名以上の企業に所属している方)であると回答したモニター
【調査元】コーレ株式会社(https://co-r-e.net/)
【モニター提供元】PRIZMAリサーチ
約6割の企業が生成AIを利用。利用している部署は『システム開発・ITサポート』が最多に
はじめに、「勤めている企業について最もあてはまるものを選択してください」と質問したところ、以下のような回答結果になりました。
・『プライム上場企業(34.8%)』
・『スタンダード上場企業(12.2%)』
・『グロース上場企業(4.8%)』
・『それ以外の上場企業(3.6%)』
・『未上場・非上場のスタートアップ企業(2.5%)』
・『未上場・非上場の中小企業(30.7%)』
・『未上場・非上場の大規模企業(11.4%)』
次に、「勤めている企業では生成AIを業務で利用していますか?」と質問したところ、約6割の方が『している(60.7%)』と回答しました。
多くの企業で、生成AIの業務への導入が進んでいることがうかがえます。
では、どのような部署で生成AIを利用しているのでしょうか。
ここからは、生成AIを業務で『利用している』と回答した方にうかがいました。
「どの部署で生成AIを利用していますか?(複数回答可)」と質問したところ、『システム開発・ITサポート(38.2%)』と回答した方が最も多く、次いで『マーケティング・広報(33.6%)』『営業(30.9%)』となりました。
技術部門に次いで広報や営業といった顧客接点の多い部署での活用が多いようですが、具体的にどのような業務で生成AIを利用しているのでしょうか。
「どのような業務に生成AIを利用していますか?(複数回答可)」と質問したところ、『文書作成(47.7%)』と回答した方が最も多く、次いで『情報収集・リサーチ・分析(40.6%)』『設計・デザイン・画像・動画作成(30.3%)』となりました。
多くの企業で、文書作成や情報収集、設計や動画作成などクリエイティブな業務に利用していることがわかりました。
利用している生成AI TOP3は「ChatGPT」「Microsoft Copilot」「Gemini」
では、具体的にどのような生成AIを利用しているのでしょうか。
「利用している生成AIは何ですか?(複数回答可)」と質問したところ、『ChatGPT(62.7%)』と回答した方が最も多く、次いで『Microsoft Copilot(28.3%)』『Gemini(24.5%)』となりました。
ChatGPTやMicrosoft Copilotなどの生成AIツールを利用している企業が多いことが示されました。
生成AIを利用するにはある程度の知識が必要になりますが、生成AIの知識をどのようにして得ているのでしょうか。
「業務で生成AIを利用するための知識をどのように得ていますか?(複数回答可)」と質問したところ、『業務での実践(54.0%)』と回答した方が最も多く、次いで『インターネット検索(40.1%)』『オンライン学習プラットフォーム(29.0%)』となりました。
約半数の方が、業務での実践で生成AIの知識を得ているようです。
また、インターネットで検索したり、オンライン学習プラットフォームを活用したりしていることが示されました。
では、生成AIを業務に導入して感じたメリットは何なのでしょうか。
「生成AIを業務に導入してどのようなメリットがありましたか?(複数回答可)」と質問したところ、『業務の効率化(52.3%)』と回答した方が最も多く、次いで『品質や精度の向上(33.7%)』『人件費や運用コストの削減(30.4%)』となりました。
効率や正確性の向上、人件費や運用コストの削減といったメリットを実感している方が多いようです。
生成AIのメリットの金額換算は「500万~1,000万円未満」が最多に
生成AIを業務に導入して感じたメリットがわかりましたが、メリットを金額に換算するとどれくらいの効果を実感したのでしょう。
「生成AIを業務に導入したメリットを金額に換算すると、トータルでどれくらいの効果を実感しましたか?」と質問したところ、『500万~1,000万円未満(25.8%)』と回答した方が最も多く、次いで『100万~500万円未満(20.6%)』となりました。
国税庁の『令和5年分 民間給与実態統計調査』では、給与所得者全体の平均給与は460万円、正社員(正職員)の平均給与は530万円という結果が出ており、生成AIを業務に導入したことで、正社員(正職員)の平均給与といえる500万円以上の価値を実感している方が半数以上いることが明らかになりました。
「AIでいいや(人間に頼まなくていいや)」の心理:8割超がAIでいいやと思った
先程の調査結果で、さまざまな業務において生成AIを利用していることが示されましたが、「人に頼らずAIでいいや」と思ったことはあるのでしょうか。
「最近「AIでいいや(人間に頼まなくていいや)」と思ったことはどれくらいありますか?」と質問したところ、8割以上の方が『とてもある(28.6%)』『ややある(56.6%)』と回答しました。
また、業種別では以下のような回答結果になりました。
■公的機関・非営利団体 『とてもある(40.0%)』『ややある(60.0%)』
■エネルギー・インフラ 『とてもある(52.0%)』『ややある(40.0%)』
■運輸・物流 『とてもある(30.0%)』『ややある(56.7%)』
■製造業 『とてもある(22.1%)』『ややある(64.1%)』
■医療・ヘルスケア 『とてもある(25.7%)』『ややある(60.0%)』
■IT・通信 『とてもある(29.7%)』『ややある(55.9%)』
■不動産・建設 『とてもある(26.8%)』『ややある(58.6%)』
■サービス業 『とてもある(37.8%)』『ややある(45.9%)』
■小売・卸売 『とてもある(30.8%)』『ややある(51.3%)』
■金融 『とてもある(25.0%)』『ややある(53.9%)』
■マスコミ・エンタメ・広告 『とてもある(0.0%)』『ややある(66.7%)』
大多数の業種で思ったことがある方が約8~10割と、AIでいいと思われている業務は非常に多いことが示されました。
しかし、医療・ヘルスケア、不動産・建設、サービス業、小売・卸売は『まったくない』と回答した割合が他の業種より多く、業種によってAIには任せられず、人間の関与が必要だとされる業務もあるようです。
生成AI導入と人員削減意識:約8割が人員削減を検討
では、今まで以上に生成AIを使いこなせるようになったら、人員削減をしたいと思う方はどの程度いるのでしょう。
「あなたの管轄部門で今以上に生成AIを使いこなせるようになったら、人員を削減したいと思いますか?」と質問したところ、約8割の方が『とてもそう思う(31.6%)』『ややそう思う(52.1%)』と回答しました。
また、業種別では以下のような回答結果になりました。
■運輸・物流 『とてもそう思う(36.7%)』『ややそう思う(60.0%)』
■医療・ヘルスケア 『とてもそう思う(28.6%)』『ややそう思う(60.0%)』
■製造業 『とてもそう思う(29.3%)』『ややそう思う(54.7%)』
■エネルギー・インフラ 『とてもそう思う(36.0%)』『ややそう思う(48.0%)』
■サービス業 『とてもそう思う(31.1%)』『ややそう思う(52.7%)』
■IT・通信 『とてもそう思う(34.7%)』『ややそう思う(48.3%)』
■金融 『とてもそう思う(28.9%)』『ややそう思う(53.8%)』
■不動産・建設 『とてもそう思う(36.6%)』『ややそう思う(43.9%)』
■小売・卸売 『とてもそう思う(30.8%)』『ややそう思う(48.7%)』
■公的機関・非営利団体 『とてもそう思う(30.0%)』『ややそう思う(40.0%)』
■マスコミ・エンタメ・広告 『とてもそう思う(0.0%)』『ややそう思う(66.7%)』
生成AIの活用が進む中で、業務の効率化が労働力の再配置を促進する可能性が示されました。
【まとめ】生成AI導入において実感したメリットは「業務の効率化」!より使いこなせるようになったら人員削減をしたい業種は多いことが判明
今回の調査で、企業の生成AIの利用状況や業務において実感しているメリットなどが明らかになりました。
約6割の企業が業務で生成AIを利用しており、主に「システム開発・ITサポート」「マーケティング・広報」「営業」といった部署での導入が多いようです。
利用している生成AIは「ChatGPT」が最多になり、文書作成やリサーチ業務で利用している企業が多いことがわかりました。
生成AIの知識については、業務での実践やインターネット検索などで得ている方が多く、導入によって業務効率化や品質向上、コスト削減といったメリットを実感しているようです。
そのようなメリットを金額に換算した場合、500万円以上の効果を感じている方が半数以上となり、生成AIを導入することで正社員の平均給与以上の効果を実感していることが示されました。
今後、費用対効果を考えて人材の採用よりも生成AIの導入を検討する企業が増える可能性もありそうです。
また、業務を人間に頼むのではなく「AIでいいや」と思ったことがある方は多く、今まで以上に生成AIを使いこなせるようになれば人員削減の意向がある企業も多いようです。
メリットが実感されている生成AIを効果的に活用するために、実用的な生成AI導入を支援をしてくれる生成AI導入コンサルティングや生成AI開発の相談をしてみてはいかがでしょうか。
本調査のスライド資料はこちら:https://co-r-e.net/request/https-co-r-e-net-request-2025aiuseresearch/
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「2025年最新・企業の生成AIの利用実態」に関する調査の生データは下記リンクよりダウンロードいただけます。
<「2025年最新・企業の生成AIの利用実態」に関する調査>
調査対象者:企業の管理職、マネージャー層などのビジネスリーダー(※2名以上の企業に所属している方)
N数:1,002名
URL:https://co-r-e.net/request/2025aiuseresearch/
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今回、「2025年最新・企業の生成AIの利用実態」に関する調査を実施したコーレ株式会社は、AI-BPR(AI導入を含む業務プロセス再構築)を提供しています。
AI-BPRは、業務プロセスの整理と可視化をして、どのように業務が実施され、業務の中でどのようなデータやシステムを扱い、どのようなAIを導入したらどれくらいの効果があるのかを算出し、AI導入をするためのコンサルティング〜UI/UXデザイン〜システム開発までを一気通貫で柔軟に提供するサービスです。
大手企業、中堅中小、スタートアップなど幅広い組織における生成AI導入支援を行ってきたコーレでは、コンサルタントによる導入実演、少数の社内AIエキスパートの育成、全体への生成AI研修、ノンプロンプトのAIシステム開発の4フェーズのサポートにより、再現性の高い生成AI導入勝ちパターンを提供します。